すべてがデジタル化していく時代の流れの中で、シールラベルというものは、いかにも事務用品の中でもアナログとデジタルの良いところを取ったものであります。商品の詳細に関する表記や、ロゴなど、様々な用途として管理ができるのでとても効率的だと思われています。インターネットが普及された中で、注文方法や自分自身が希望するデザインや表記に応じてくれることも増えつつあります。企業や団体にとっては必要とされることも多いでしょう。作成するならば情報の整理のために役立てたいものです。

アナログな作業にこそ作業効率を上げる秘密がある

シールラベルがもたらす、仕事を行う上での思わぬ付加価値について説明します。通常ラベルはそこに保存されている物理的な情報を、断片的に見分けやすくするために使用されるものです。例えばビデオテープやカセットテープ、書類のまとめられたファイルなどに貼り付けるのが一般的な使い方と言えるでしょう。この作業を繰り返し行うことによって、社員には情報をまとめる力というのが身に付きます。ラベルに書かれる文字というのは文章を作成にあたっての小見出しのようなもので、ある程度情報について分かっていなければラベルを使った管理はできません。言葉というのはパソコンに打ち込むよりも手書きの方が記憶に残ります。アナログな作業にこそ、デジタル化されて膨大な量の情報を管理しなければならない現代に役立つスキルのヒントがあるというわけです。

脳の長期記憶に働きかける活用法

もちろんパソコンなどに情報を保存する際にも、小見出しの意味合いを持つファイル名というのを入力することでしょう。しかしそこで入力したものは、パソコンを立ち上げてファイルを開かない限りは確認をすることができません。その一方、シールラベルに書かれた文字というのは、全く別のものを探していたとしてもたまたま目に入るという機会に多く恵まれます。人間の脳というのは一度見た印象的なものよりも、繰り返し認識したものの方が長期記憶として長く残るのです。このようなメカニズムを利用した手段として、ラベルに企業の情報や名刺代わりの自己紹介を記載するという活用法があります。名刺交換だけでは覚えてもらえなかった場合でも、ラベルにして相手が頻繁に使ってくれるようになれば、自然に伝えたい情報が相手に認識されているという宣伝効果を生み出します。